NLBA卒業生株式会社アイ代表田中みのりさんにお話を伺いました。

NLBAコラム | 2019.09.09
第1期プロフェッショナルコース卒業生の株式会社アイ代表の田中みのりさんにインタービューさせて頂きました。

田中さんは、2017年にリアルオーガニック・ナチュラルコスメブランド「Ay(アイ)」を立ち上げられ、今年で2年目。
起業した理由や製品、将来の事までたくさんお話して頂きました。


Q: 起業して2年目ですが、いかがですか?

2019年2月26日に新作発表会をしたばかりです。知名度がこれからなので頑張ってAyを広めていきたいと思っています。
今は、ナチュラルコスメユーザーさん向けの店舗での展開が主ですが、ナチュラルコスメユーザーさんだけではなく、一般コスメユーザーさんに向けても広げていきたいです。

例えば、Ayの使い方もアイシャドー、口紅の合わせ使いの提案なども今後どんどん広めていきたいと思っています。
質感が変わって面白い使い方ができるし、こういう使い方ができるのはシンプルな作りのナチュラルコスメだからこそなので。

次回は、面白い素材を使って新しくファンデーションを作る予定です。
新しい素材を使うということは、工場がどこまでコミットしてくれるかが課題なんですが、それをクリアできればナチュラルだからこそできる革新的なファンデーションができると思います。
これまでのファンデーションには使われていない素材、とても珍しい素材を使っていきます。
発売は来年2月頃を予定してます。

新しいファンデーション!今からとても楽しみですね。

Q:
田中さんは、東京藝術大学音楽科をご卒業され音楽が原点と伺っています。ビューティーの分野にシフトしたきっかけは?

子育ての中で、が一番大きいです。
次男がアレルギーで冬になるとステロイドを使わないといけなくて、それに抵抗がありました。
ステロイドだけではなく他の薬も使っていて、その成分を見た時、、これを本当にずっと塗ってて大丈夫?と疑問に思って自分でミツロウに植物油を入れてバームを手作りしたのがきっかけです。
自分で作ったバームは、口に入っても大丈夫、どこでも塗れる、家族みんなで塗れると思ったら面白い世界だと思いました。

その時に、NLBAの事を知って受講してみると自分の中の軸とアカデミーで教えてもらったことがリンクして、どんどん進んでいけました。

Q:
東京モード学園さんと製品開発されていますが、きっかけは?

自分の力だけではなかなかできないので、例えば美容専門学校とコラボしたら面白いのでは?と思い、飛び込みで提案しに行きました。

Q東京モード学園の生徒さんと開発してみて、いかがですか?

彼らのセンスとか知識を素敵に活かしたいなといつも考えています。
アイシャドウは、モード学園の学生さんと作っていく段階で2種類のブラウンの候補があって、全員一致で肌馴染みもよく、使いやすいブラウンに決定しました。
カシスバーガンディーという色は、自分ひとりでは絶対作れなかった色で、モードと使いやすさを把握しているモード学園の学生さんとだからこそ誕生した色です。
Ayの口紅の特徴は、使い方で楽しめるということ。
一度塗りはわざと淡いナチュラルなつけ具合、2回3回と重ねるうちに自分好みの色にしていけるのが特徴です。
重ねれば重ねるほど濃く発色します。

東京モード学園の学生さんは、本当にコスメの事をよく理解されていてとても刺激になります。
学生さんと開発をして、いろんな可能性がナチュラルコスメにはある!と実感しました。

Q: PRはどうなさっていますか?
PRは、これまでSNSをメインでやってきましたが、
今は、NLBAの講座を受講されたフリーのPRの方にもお願いしています。

NLBAの受講生同士がお仕事でも繋がっているのが嬉しいですね!

Q:アカデミーで勉強して良かったことは?

NLBAでプロフェッショナル講座を勉強していたときは、子育ての疲れが抜けきっていなかった時で肌がボロボロでした。
ファンデーションで隠したいけど乾燥が治らず、ファンデーションですら隠せない肌の状態でした。
NLBAで肌の知識、スキンケアを学んだ後、1年間きちんと教わった事を実践したら乾燥も治まり肌も見違えるほど良くなってびっくりしました。
ナチュラルコスメの力の凄さを知ったのと、自分の肌を知った上でするケアが大切だと言うことがとても良くわかりました。

肌のことを把握するとこんなに自分の肌も変わるんだということを実感しました。

Q:今後の目標は?

Ayを買えるお店を増やして行きたいです。
私みたいに子供が生まれてアレルギーで苦労するよりは、例えば普通にコスメを「可愛いな」って選んだ時に、それが実はリアルオーガニック・ナチュラルコスメで、結果的に肌にプラスだった!子供にも影響がなかった!というサイクルが生まれるようなブランドが作れたいいなという想いがあります。

リアルナチュラルなメイク製品が日常の選択肢の当たり前になってほしい、と想いを語る田中さん。さらに…

今後は、福祉とファッションがビジネスとして1つの輪になれば面白いのではと思います。
ハンディキャップのある方を直接雇用して、その方に化粧品の製造をお手伝いして頂く、
住む場所も作って工場と一体で皆がハッピーになれるサイクルができればと思っています。

田中さんの想い描く将来のビジョン、素晴らしいですね!
高い志をもって活躍される卒業生の方々を私たちはこれからも応援していきたいと思います。

今後の展開がますます楽しみです。



お取扱店舗などこちらからご確認下さい。
株式会社アイ
ナチュラルコスメで叶える「MODE」Ay
https://ay-natural.com